レビュー
ボリュームはあるのに残る物足りなさ
本作は、カプコンの格闘ゲーム『ストリートファイター』のハリウッド実写映画です。公式サイトのキャラクター紹介だけでも17人が並ぶ、かなりの大所帯になっています。
原作ゲームは、シリーズを通しても累計で数時間遊んだかどうかくらいで、キャラクターはなんとなく分かる程度です。
格闘ゲームという特性上、ゲームでよく使っているキャラクターがいるなど、キャラクターごとにファンがいると思います。なので、もう少し各キャラクターを丁寧にフィーチャーしたシーンがあってもよかったかなと思いました。ストIIの頃からいるおなじみのキャラクターの中にも、もう少し見せ場が欲しかったなと感じたキャラクターが何人かいます。
一方で、上映時間もしっかりあって、展開の密度やテンポ感も良かったので、ボリュームは十分にありました。
ボリュームがちゃんとあったがために、観た感じはしっかりあるのに、物足りなさが残るような気持ちでした。
ちなみに吹替版で観たのですが、狩野英孝さんは声ですぐに分かりました。役どころもどこか狩野英孝さんらしくて、ちょっと笑ってしまいました。
第二回大会から始まる物語
舞台は1993年。物語は、第二回の“ワールドウォリアー・トーナメント(世界格闘王決定戦)”が開かれるところから始まります。
個人的には、第一回のストーリーから観たかったです。人によっては、同じように第一回から観たいと感じる人もいそうです。
ただ、原作ゲームの方も、多くの人にとってストリートファイターは『ストリートファイターII』から始まっています。それを知っていたこともあって、第二回から始まる物語もすんなり受け入れられました。
実写とアニメーションの二本立て
本作の特徴が、実写だけでなく、アニメーションで見せるパートがあるところです。リュウとケンの過去は、このアニメパートで描かれます。
公式では「90年代アニメスタイル」の手描きアニメーションと紹介されていますが、個人的には日本の90年代アニメっぽさはあまり感じませんでした。
それでも、豊富なエフェクトや描写、魅せ方が良くて、アニメーションはアニメーションで出来が良かったです。実写パートとアニメパート、それぞれで楽しめました!
まとめ
物足りなさは残りつつも、全体としては割と満足寄りの作品でした。
今回は第二回大会からの物語だったので、第一回のストーリーも観てみたいところです。第一回ならフルアニメーションで作っても違和感が無いくらいだと思うので、そういう形もアリかなと思います。
今回もう少し見せ場が欲しかったキャラクターたちの活躍も含めて、続編に期待です!
作品情報
あらすじ
舞台は1993年。かつて、共に天才格闘家として名を馳せ、兄弟のような存在であったリュウとケン。
ある理由により疎遠になった二人のもとに、謎の女性格闘家・春麗が現れ、“ワールドウォリアー・トーナメント(世界格闘王決定戦)”の招待状が差し出される。
世界最強の猛者たち“ストリートファイター”と戦うことになった二人は、その拳で運命を変えることができるのか? 伝説が、ここから始まる。
引用元:映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』公式サイト
トレーラー
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