レビュー
忠実で勇敢な相棒、オーディン
ブラッド・ピット演じる退役兵のジェームズの相棒が、元偵察犬で義足のオーディンです。忠実で勇敢な相棒で、とにかく賢くて可愛い!
賢さを感じたのは、指示にとても忠実なところです。飼い主のことを気にかけたりする仕草にも、賢さを感じました。
一方で、ときには甘えるように寄り添ったり、飼い主を心配するような仕草を見せたりもします。そういうところが、個人的にはとても可愛く見えました。
映画全体としても、そんなオーディンの行く末を見守るような形の映画だったかなと思います。
結末から始まる物語
本作は、一番最初にこの物語の結末を見せて、そこから何があったのかを描写していくスタンスの映画です。
どんな場面から始まるのかはネタバレになるので書きませんが、冒頭で見せられるものは核心的なネタバレというわけではありません。
それでも、一度結末を見せられている以上、みんな冒頭の結末に向かっていく物語なんだと身構えつつ進んでいくことになるかなと思います。
雄大で、恐ろしくて、それでも綺麗な自然
本作は、自然に対するたくさんの側面を見させてくれる作品でもあります。
飛行機から見れる自然は、とにかく雄大です。それが不時着後になると一転して、危険と恐ろしさでいっぱいの自然になります。何よりも怖いのが野生動物で、予告にも映っているオオカミとの対峙はその代表です。
地形も危険です。これも予告に映っていますが、川を渡すように倒れている大木を渡るシーンは、ヒヤヒヤしながら見ていました。
それでも、地上から眺められる景色は綺麗です。広大な野原など、アラスカならではの景色が、地上からでもしっかり綺麗に見えました。
空から見れば雄大で、地上に降りれば恐ろしくて、それでも眺めれば綺麗。同じ自然を、いろんな角度から見せてくれる映画だなと感じました。
控えめでも鮮烈なフラッシュバック
ジェームズは退役兵、オーディンは元偵察犬と、本作は元軍人と元軍用犬の話でもあります。彼らが抱える戦場の記憶が、フラッシュバックとして差し込まれます。
過去に観た『ウォーフェア 戦地最前線』は、映画って言うより戦場そのものでした。可能な限りのリアルを追求した映画だったので、そこで戦争の恐ろしさを追体験しました。
そういう作品を観てきたために、本作のフラッシュバックの描写は控え目に見えました。それでも、そこから十分な緊張感や鮮烈さを想像することが出来ました。
まとめ
満足度は高めでした!忠実で勇敢な相棒のオーディンが賢くて可愛くて、その行く末を見守るような映画です。
結末から始まる構成や、雄大さと恐ろしさと綺麗さが同居する自然など、オーディン以外にも見どころはたくさんあります。
冒頭で見せられた結末に向かって、ジェームズとオーディンがどう進んでいくのか。ぜひ劇場で、オーディンの行く末を見守ってください!
作品情報
あらすじ
アラスカ上空を飛行中、不意のアクシデントにより“魔の領域(ハート・オブ・ビースト)”と呼ばれる奥地に不時着した、退役兵のジェームズと元偵察犬で義足のオーディン。
立ちはだかる大自然を乗り越え「生きて還る」には、愛する存在のためにすべてを捧げる覚悟が必要だった。ブラッド・ピット主演最新作。
引用元:映画『ハート・オブ・ビースト』公式サイト
トレーラー
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