【レビュー】ゴジラ-0.0

ゴジラ-0.0

レビュー

災害そのものだった前作

前作『ゴジラ-1.0』を観た時は、まさに人間ではどうすることもできない脅威として、ゴジラは災害そのものだと感じました。銀座をあっという間に瓦礫の山にして、どんな攻撃を受けても再生する。

そしてラストの、まだ生きていると見せる演出。絶望とはまさにこのことといった具合です。

その一方で、歴代のゴジラの造形と比べると、海から顔を出しているゴジラがどことなく可愛く見えたのも覚えています。

本作は、その前作から2年後の話です。もがき苦しみながらも復興を遂げて、ようやく辿り着いたはずの日常に、再びゴジラが現れます。

前作以上の災害感

本作は、ある意味では前作以上の災害感がありました。前作を振り返るシーンもあり、巨大生物がいかに脅威なのかがまざまざと示されています。

その中で、前作で絶望の象徴だったゴジラが、本作では少し違う見え方をする瞬間がありました。前作の海から顔を出すゴジラを可愛いと思ったのとは、また別の方向の見え方です。

予告にも、明らかにゴジラのものではない鳴き声が入っていたり、ゴジラが空から落ちてくるカットがあったりします。「鳴神作戦」という作戦名も、予告の中ではっきり口にされています。

予告のあの鳴き声が気になった人は、ぜひ劇場で確かめてください!

前作から地続きの物語

神木隆之介さん演じる敷島浩一、浜辺美波さん演じる敷島典子をはじめ、山田裕貴さん、佐々木蔵之介さん、安藤サクラさん、吉岡秀隆さんと、前作の顔ぶれが再集結しています。

前作の細かいところまで覚えている人ほど、「あれってそういうことだったのか」と思わされる場面があります。

後付けなのかもしれませんが、もし前作の時点からここまで考えられていたのだとしたら、山崎監督の中では最初から本作の構想があったのかもしれないなと思います。

天才気象予報官・青山眞琴

新しく加わったキャラクターで、個人的に推したいのが長澤まさみさん演じる青山眞琴です。気象台から大型災害対策事務局に出向している、天才気象予報官という設定です。

気象予報官という立場だからこそ出せる提案で、作戦を動かしていく姿がとても良かったです。

今後もシリーズが続くなら、レギュラーのキーマンとして活躍してくれそうだなと思います。

まとめ

満足度は高かったです!前作を観た人にこそおすすめしたい作品です。

青山眞琴という新しいキーマンも加わったので、今後の展開に期待です!


作品情報

あらすじ

戦争によって「無(ゼロ)」になった日本をゴジラが「負(マイナス)」に突き落とした。

あれから2年。

もがき苦しみながらも復興を遂げ、ようやく辿り着いたはずの日常に希望を完璧に打ち砕く、新たな絶望の到達点が襲いかかる。

三度目はない。ここで、すべて終わらせる。

引用元:映画『ゴジラ-0.0』公式サイト|11月3日(火・祝)公開

トレーラー

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