【レビュー】ズートピア2

ズートピア2
引用元:ディズニー公式(公式X)

レビュー

『ズートピア2』は、2016年に世界中で大ヒットを記録したディズニー映画『ズートピア』の待望の続編です。

ウサギの警官ジュディと、元詐欺師のキツネ・ニックが再びタッグを組み、ズートピアの新たな事件に挑む物語となっています。

監督は前作に続きバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュ。日本語吹替版も上戸彩さん、森川智之さんらおなじみの声優陣が帰ってきて、さらに新キャラクターとして山田涼介さんや下野紘さんも出演しています。

ズートピアにヘビがいない秘密

まず驚かされるのは、今作でついに「ヘビ」という爬虫類のキャラクターが登場することです。

もともとの『ズートピア』の世界では、哺乳類だけが暮らす設定だったようです。
その上、人間にとって身近な動物である「犬」「猫」や、人間と近しい動物である「猿」「ゴリラ」「チンパンジー」、さらには家畜の姿も登場しませんでした。

しかし『ズートピア2』では、そのルールに一石を投じる存在として、ヘビの「ゲイリー」が登場します。

作中で「なぜ今まで彼ら(爬虫類)が登場しなかったのか」という理由にも触れられ、その設定が意外にも納得のいく形で語られます。

世界観を広げつつも無理がない説明があり、「最初からこうなることを考えていたのでは?」と思わせるような説得力があります。

ヘビが登場したということは、今後のシリーズで他の動物、例えば鳥類や魚類などにも焦点が当たる可能性を感じさせます。

見終わっても脳裏に残る強烈なキャラクターたち

前作で印象に残ったキャラクターといえば、やはりナマケモノのフラッシュです。彼の圧倒的にスローな動作は、世界中でミーム化するほどの人気になりました。

『ズートピア2』でもフラッシュが登場し、意外すぎる活躍を見せてくれます。
あのマイペースな彼が、どうやって物語に絡むのかはぜひ劇場で確認してほしいところです。ユーモアを交えつつ、しっかりと作品のトーンを支える存在になっています。

一方、今作の新キャラクターの中では、セイウチの「ラス」がひときわ印象に残ります。
独特の喋り方が非常にチャーミングで、とくに子供たちは、思わず真似したくなるような癖になる口調が心に残ると思います。

まとめ

『ズートピア2』は、単なる続編ではなく、ズートピアという世界をもう一段階深く掘り下げる挑戦的な作品でした。
〈哺乳類だけの都市〉という前提を踏まえつつ、その「壁」を少しずつ壊していくような物語構成がとても巧みで、観終わったあとも想像が広がります。ヘビのゲイリーをはじめとする新キャラクターたちが生み出す新しいドラマは、ズートピアという物語がまだまだ続いていくことを予感させます。

これから『ズートピア2』を観る方には、前作を軽くおさらいしておくと、より深く楽しめると思います。
ズートピアの世界がさらに広がる未来を感じさせる、必見の映画でした。


作品情報

あらすじ

頑張り屋なウサギの警察官・ジュディと、皮肉屋だけど根はやさしいキツネのニックは、憧れの捜査官バディとして事件に挑んでいた。

ある日、ズートピアにいないはずのヘビのゲイリーが現れたことで、その誕生の裏に隠された驚くべき秘密が明らかに。

なぜ、この街には哺乳類しかいないのか?ヘビたちが姿を消した理由とは?

ズートピア最大の謎を前に、正反対なジュディとニックの絆が試される―。

引用元:映画『ズートピア2』公式サイト|ディズニー公式

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