【レビュー】仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ

仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ
引用元:仮面ライダーガヴ【東映公式】(公式X)

レビュー

最終回後の物語

『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』は、テレビシリーズ最終回から半年後の世界を描くVシネマ作品です。

人間と「グラニュート」という異世界の存在が共存を模索する中、彼らの心の葛藤や希望が丁寧に描かれ、甘くも苦い物語が再び幕を開けます。本作は、シリーズファンにとって「その後の物語」としてだけでなく、新たな希望を感じさせるエピローグになっていました。

テレビシリーズの最終回で生まれたしこりが残された感覚がありました。

平穏を取り戻したはずの人間界で、再び波乱が起こることで、視聴者は自然と“あの戦いのあと、みんなはどう生きているのか”という問いに引き戻されます。

グラニュート界に残されたラキアがその後どのように生きているのか。そして今人間界で起こっている波乱に対してどのように関わることができるのかというのが見どころです。

さらに注目なのは、大統領の娘リゼルです。彼女は父を失った悲しみと憎しみの中で、居場所を探すように生きていますが、父の背中を追ってショウマたちの前に再び立ち塞がるのか、それとも共闘する道を選ぶのかという点も目が離せません。

すっきりした結末

本作の最大の魅力は、シリーズの余韻をキレイに整理しながらも、新しい希望を残した結末にあります。細かな部分には触れませんが、視聴後にはすっと胸のつかえが取れるような感覚が味わえました。

なにより、この作品は“次”への希望を感じさせます。もし今後、別のVシネやスピンオフで再びガヴたちが登場しても、まったく違和感がない。そんな物語に仕上がっているなと感じました。

まとめ

本作は単なる後日談ではなく、「終わり」を見届けつつ「次の世界」を見据える橋渡しのような立ち位置でもあります。重かった最終回の余韻が穏やかに癒され、登場人物一人ひとりへの理解がより深まる構成には感動を覚えました。

『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』は、シリーズを愛してきたファンにとって必見の一本です。

最終回の続きを望んでいた人も、これでようやく心から「完食」できるはずです。次にどんなスピンオフが登場しても、この作品が築いた余韻と温かさは、永遠に残り続けるでしょう。


作品情報

あらすじ

仮面ライダーたちの戦いが終わり、闇菓子がこの世から消えて、しばらく時間が流れた。
なんでも屋「はぴぱれ」では、人間界に残ったグラニュートたちに仕事を斡旋し、【人間とグラニュートの共存】は、少しずつ実現へと向かっているはずだった。

ある日絆斗は、街で出会った傷ついた少女たちとともに「狩藤医院」を訪ねた。
そこは、表立って病院へ行けない事情のある者たちを診ている怪しげな病院だったが、医師・狩藤の腕は確かだった。

治療を受けた少女たちの日常が気になり、ひそかに尾行すると、彼女たちのグループには、なんと、あのリゼルがいた。父・ボッカを亡くし人間界に残されたリゼルは、今では不良少女たちの用心棒のような存在となっているらしい。
さらに、グループの中にひとり、若い男性がいることが気になった絆斗は、今度は彼を探ることに。

男の正体は、グラニュートだった。闇菓子をふたたび流通させようとたくらんでいるようだ。
複雑な心境の絆斗を、胸の激痛が襲う。かつての改造手術が、彼の身体に著しく影響を及ぼしていた。
さらに、ボッカに恨みを抱く、グラニュートのイジークまで出現して……!

引用元:Vシネクスト「仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ」

トレーラー