引用元:20世紀スタジオ(公式X)
エイリアンとは
エイリアンは1979年に公開された「エイリアン」を皮切りにシリーズ展開がされるSFホラー映画です。
エイリアンという単語からは単純な宇宙人を想像する方もいるかもしれませんが、本シリーズで展開されるエイリアンは宇宙人のような知的生命体ではなく、人間を餌に繁殖する獰猛な獣のような恐ろしさで描写されます。
そんなエイリアンシリーズからスピンオフ映画という位置付けで最新作の「エイリアン:ロムルス」が2024年9月6日に公開されます。
エイリアンシリーズ
エイリアンシリーズにはエイリアン:ロムルスを含めて9本の映画が作成されており、大きく3つの括りに分類されていましたが、今回新しくスピンオフという括りが追加され4つの括りに分類されるようになりました。
- メインシリーズ
- 前日譚シリーズ
- プロメテウス:2012年公開
- エイリアン:コヴェナント:2017年公開
- スピンオフ
- エイリアン:ロムルス:2024年公開
- AVPシリーズ(番外編)
- エイリアンVSプレデター:2004年公開
- AVP2 エイリアンズVS.プレデター:2007年公開
時系列順で見る
時系列順に直すと以下の通りとなります。
なお、AVPシリーズに関しては、一部設定が異なるといった点があるため、エイリアンシリーズの時系列にそのまま組み込まれることを前提に考えるのはおすすめしません。
また個人的には時系列ではなく公開順で見ていくことをおススメしたいです。
というのも、1作目の「エイリアン」から現在の「エイリアン:ロムルス」まで、40年以上続くシリーズとなっており、時系列で見るとどうしてもCGなどの映画の表現技法の荒さが目立って気を取られてしまうため、映画の技術の進化を楽しんでいくという意味も込めて公開順での鑑賞をおススメします。
AVPシリーズ
当時、ハリウッドでSFホラー映画に登場するエイリアンとプレデターが2大クリーチャーとして人気がありました。
その人気にあやかって?ダークホースコミックスから出版されたコミックが初のコラボレーションアイディアとのことで、そのアイディアが映画化するまでに至ったという感じの成り立ちのようです。
日本でいうところの「貞子vs伽椰子」のようなサブポジション的な立ち位置のシリーズとなっており、基本的にはエイリアンシリーズおよびプレデターシリーズの本史には影響しない位置付けとなっています。
プレデターシリーズ
番外編とはいえ、AVPシリーズからプレデターに興味を持つ方も多くいることでしょう。
エイリアンと違って人型で知性的な面もあることから、日本のイベントでもプレデターのコスプレをしている方を見かけることもしばしばあります。
エイリアンシリーズとは直接関係はないため本記事では詳細について触れませんが、隣人的なシリーズとして、以下の通りシリーズをまとめておきますので、気になる方はぜひチェックをしましょう!
エイリアンシリーズ各作品紹介
エイリアン
引用元:エイリアン|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
地球への帰路を急ぐ宇宙船ノストロモ号に、謎の異星人(エイリアン)が侵入した。
姿を見せない敵は本能の赴くままに一人、また一人と乗組員の命を奪っていく。
未知の進化を遂げた生命体には人類の持ついかなる武器も通用しない。
閉鎖された宇宙船内で、姿を見せぬ完全生物とだた一人生き残ったリプリーとの絶望的な闘いが始まろうとしていた…。
引用元:エイリアン|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
エイリアン2
引用元:エイリアン2|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
2144年。57年間の冷凍催眠状態から救出されたリプリーは、音信不通となった殖民惑星・LV-426の調査の為、海兵隊員と共に旅立つ。
そこでリプリーたちが遭遇したのは、卵を生んで繁殖し続けるエイリアン・クイーンの姿だった…!
引用元:エイリアン2|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
エイリアン3
引用元:エイリアン3|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
2270年。囚人惑星・フィオリーナに墜落したリプリーの救命艇。そこでは凶悪な男性囚人たちが生活していた。
しかし、その地においてもエイリアンは執拗にリプリーを追ってきていた。
何一つ武器のない不利な状況に立たされる中、彼女は自らがエイリアンに寄生されている事実を知る!
引用元:エイリアン3|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
エイリアン4
引用元:エイリアン4|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
2470年。あの日から200年後、軍の科学者達によってリプリーはクローンとして再生する。
しかし、彼らの真の目的はエイリアンの繁殖であり、その軍事利用だった。
実験は成功し、エイリアンは見事にその「復活」を遂げてしまう…。
引用元:エイリアン4|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
プロメテウス
引用元:プロメテウス|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
科学者エリザベスが、地球上の時代も場所も異なる複数の古代遺跡から共通のサインを発見した。
それを知的生命体からの<招待状>と分析した彼女は、巨大企業ウェイランド社が出資した宇宙船プロメテウス号で地球を旅立つ。
2年以上の航海を経て未知の惑星にたどり着いたエリザベスは、冷徹な女性監督官ヴィッカーズ、精巧なアンドロイドのデヴィッドらとともに砂漠の大地にそびえ立つ遺跡のような建造物の調査を開始する。
やがて遺跡の奥に足を踏み入れたエリザベスは、地球上の科学の常識では計り知れない驚愕の真実を目の当たりにするのだった…。
引用元:プロメテウス|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
エイリアン:コヴェナント
引用元:エイリアン:コヴェナント|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
人類初の宇宙移住計画により、2000人の入植者を乗せて宇宙船コヴェナント号は新たな植民地となる惑星オリガエ―6を目指していた。
ところが突然のアクシデントで、船長が命を落としてしまい、その直後コヴェナント号は謎の電波を受信する。
船長代理となったオラムは、亡くなった船長の妻であるダニエルズの反対を押し切り、進路を変更して電波の発信元である近くの惑星へと向かう。
オラムやダニエルズを含む調査隊が惑星の探索を進めるうちに、そこは目的地よりもはるかに地球の環境に似ており新たな楽園と思われた。
だが、それは人類の生存を賭けた想像を絶する戦いのはじまりだった…。
引用元:エイリアン:コヴェナント|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
エイリアンVS.プレデター
引用元:エイリアンVS.プレデター|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
人工衛星がある日、南極大陸で異常な熱の放射を観測した。
解析した結果、南極大陸の氷の下600メートルに巨大な建造物が眠っていることが分かった。
実業家ウェイランドは、世界中から考古学者や科学者らを集め、女性冒険家レックスにガイドを頼み、謎の熱源へと向かう。
そして彼等が発見したものは、様々な古代文明の特徴が混在するピラミッドだった。
だが、世紀の発見に喜ぶのも束の間、彼等は恐ろしい事態に直面することとなる。
そこはプレデターがエイリアンと戦い、戦士としての試練を受ける“儀式”の場所だったのだ。
探険チームは、エイリアンとプレデターによる想像を絶する殺戮の真っ只中に、誤って足を踏み入れてしまったのだ。
死闘が繰り広げられる中、果たしてレックスたち人類に助かる道はあるのか…。
引用元:エイリアンVS.プレデター|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
AVP2 エイリアンズVS.プレデター
引用元:AVP2 エイリアンズVS.プレデター|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
あらすじ
南極での死闘を終えたプレデターの宇宙船では、すでに次なる戦いへの火種が生じていた。
一体のプレデターからチェストバスター(エイリアンの幼体)が誕生し、両者の能力を併せ持つ“プレデリアン”へと成長、プレデターたちを次々に惨殺していく。
そしてコントロール不能となった宇宙船はコロラドの森へ墜落。
すると、プレデリアンのほか、船内に潜んでいたエイリアンたちが獲物を求め飛び出していくのだった。
一方、船の異変を知ったプレデター側も、エイリアンの駆逐を生業とするニュー・プレデター“ザ・クリーナー”が地球へと乗り込んでくる。
こうして、再び2大モンスターの激闘が始まり、地元の人間たちはこの凄惨な戦いに巻き込まれてしまうのだが…。
引用元:AVP2 エイリアンズVS.プレデター|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
結局どの作品を見たら良い?
エイリアン:ロムルスは「エイリアン」と「エイリアン2」の間に位置する時間軸が舞台とされています。
そのため、最低限見ておくべきなのは「エイリアン」の1本のみ、時系列で順を追うのであればその前に「プロメテウス」と「エイリアン:コヴェナント」を追加しましょう。
とはいえ、エイリアン:ロムルスがスピンオフであるということと、監督自身が「もしどの『エイリアン』も観たことがないのならば、これは、その1本を見る素晴らしい機会になる」と発言していることから、逆にどの作品も見ずに新鮮な気持ちで鑑賞するのもアリだと思います。