オーメン:ザ・ファーストに備えてオーメンシリーズを予習・復習しよう

オーメン:ザ・ファースト
引用元:20世紀スタジオ(公式X)

オーメンとは

レジェンド・オブ・ホラーと銘打たれるオーメンシリーズをご存知でしょうか?

初期の映画は1976年に公開され、何本かの映画がシリーズとして作られたオカルト系ホラー映画です。

なんとなく「オーメン」っていう名前は聞いたことあるよーっていう方が多いのではないでしょうか?

公開当時はまだ生まれていなかったのでリアルタイムでオーメンの凄さを体験してきたわけではないですが、「志村けんのバカ殿様」の映画パロディコントの中で、本シリーズの「オーメン」を剣道の掛け声「おー!面ー!」と言い換えて上島竜兵を志村けんが竹刀で叩くというのを子供ながらに見ていたため、「オーメンっていうホラー映画があるんだ。666は悪魔の数字なんだ。」と脳裏に焼き付いていました。

オーメンの第1作目の撮影時には実際に様々な不吉な出来事が頻発し、タブロイド紙を大いに騒がせたそうです。

そのオーメンシリーズの最新作にあたるオーメン:ザ・ファーストが2024年4月5日に公開されます。

本作、オーメン:ザ・ファーストは第1作目オーメンの前日譚にあたる作品です。

オーメンシリーズ

オーメンシリーズは本作を含めて7つの映像作品が公開されています。

オーメン:ザ・ファーストを視聴するのにあたってどの作品を予習・復習したら良いかを解説します。

オーメン

あらすじ

6月6日6時。妻が死産した駐英大使は、同じ日に生まれた孤児を引き取りダミアンと名付け育てる。

ダミアンの周辺では不吉な殺人事件が多発、事件を追う大使はエクソシストであるブーゲンハーゲンから、ダミアンこそが地上に復活した悪魔の子であることを知らされる……。

引用元:オーメン | 20th Century Studios JP

解説

1976年に公開されたオーメンシリーズの第1作目です。

今回のオーメン:ザ・ファーストはこのオーメンの前日譚となるため、ストーリー上直接的なつながりがあると思われます。

この第1作目のオーメンはオーメン3部作としてこの後に続く2作と直接的なつながりがあります。

オーメン2/ダミアン

あらすじ

両親を亡くしたダミアンは叔父夫妻に引き取られ、13歳になって従兄と一緒に陸軍学校に入学していた。

彼の正体に気づいて警告を発する周辺の人物は、次々と不吉な死を遂げてゆく。

ある者はワイヤーで胴体を切断され、ある者は列車で圧死…。

ダミアンは自分の正体に覚醒し、叔父夫婦がついに真相に辿り着いた時、目前には死が迫っていた――!

引用元:オーメン2/ダミアン | 20th Century Studios JP

解説

1978年に公開されたオーメン2/ダミアンはオーメン3部作の2作目です。

ごく普通の子供のようであったダミアンが悪魔の子であるが故の力を使うようになり、どんどんと邪悪な存在へと変わっていくというようなストーリーです。

オーメン/最後の闘争

あらすじ

32歳になったダミアンはソーン産業の社長になり、今や駐英大使の座を狙っていた。

前任者を自殺に追いこんで後釜に座り、次なる目標「英国のどこかで誕生する救世主の抹殺」を目論む。

だが、その救世主を守り、ダミアンを葬り去るため、イタリアから7人の使徒が聖なるメギドの短剣を携えて渡英。

悪魔と神の最後の闘争が始まる──!

引用元:オーメン/最後の闘争 | 20th Century Studios JP

解説

1981年に公開されたオーメン/最後の闘争はタイトルに3とナンバリングがされていないものの、オーメン3部作の最終作にあたる作品です。

黙示録や救世主の登場によって、より宗教感・オカルト感が強くなったストーリー展開です。

オーメン4

あらすじ

官界入りも噂されるほど社会的に認められている弁護士のジーン・ヨークと妻のカレンは、子宝に恵まれないことだけを除けば、理想的な結婚生活を送っていた。

ヨーク夫妻は養女をもらい受けることにしたのだが、少女ディーリアの成長とともに新たなるオーメン(不吉な前兆)が始まっていたのだった……。

引用元:オーメン4 | 20th Century Studios JP

解説

オーメン4はオーメン3部作終了後にテレビ映画として1991年に公開された作品です。

これまではダミアンが悪魔の子として登場していましたが、オーメン4ではディーリアという女の子が悪魔の子として登場します。

立ち位置としてはスピンオフのような立ち位置となり、評価としてもあまり良いものではなかったようです。

そのためかVODなどで配信されているサービスはほとんどありません。

オーメン666

あらすじ

6月6日午前6時、アメリカ人の若き外交官ロバート・ソーンは、ローマの病院で妻ケイトが産んだ赤ん坊が死亡したことを聞かされる。

ショックに打ちのめされたロバートには、二度と子供が産めない体になってしまったケイトに、その非情な事実を告げることは出来なかった。

すると、病院の神父が、出産中に命を落としたある母親の赤ん坊を差し出し、その子を引き取るよう勧めてくる。

ロバートはその経緯をケイトに明かさぬまま、二人の子供として育てることにする。その子の名はダミアン。

幸せに育てられる……はずだったが、やがて“不吉な前兆”が起こる。ダミアンの前で凄惨な自殺を遂げた家政婦、ロバーツに警告を発する神父の謎の死など。やがて邪悪な影は母親ケイトにも迫っていた!果たして“666”の刻印を持つ悪魔の復活は真実なのか?

引用元:オーメン666 | 20th Century Studios JP

解説

2006年に公開されたオーメン666。

邦題として「オーメン666」、原題は666がつかない「オーメン」となっています。

内容は第1作目の「オーメン」のリニューアルで、演出が異なる程度でほぼ同じ脚本を元に作られています。

手っ取り早くオーメンを復習したい場合はこの作品を見ておけば間違い無いでしょう。

テレビシリーズのオーメン

あらすじ

ダミアン・ソーンは、戦場カメラマンとしてダマスカスにいた。

30歳を迎えた日、謎の老婆に聞き覚えのある言葉を投げかけられ、忘れていた子供時代の記憶がよみがえる。

ダミアンは元恋人の協力を得て、亡き政治家の父が訪ねたという聖書学者の教え子に話を聞く。

そして彼は、次第に自分の暗い運命を悟っていくのだった。

引用元:オーメン(TV) | 20th Century Studios JP

解説

映画制作40周年を記念して制作された2016年公開のテレビドラマシリーズ版のオーメン。

ダミアンの年齢的に30歳という設定なので時系列としては「オーメン2/ダミアン」と「オーメン/最後の闘争」の間のお話。

映画と違ってドラマシリーズなので主人公ダミアンが抱える苦悩や人間臭さを見ることのできる作品。

全10話で1話43分の合計7時間ちょっとで全話視聴することができます。

結局どのオーメンを見たら良い?

結論、オーメン:ザ・ファーストは第1作目の「オーメン」の前日譚にあたりストーリーのため、どのオーメンも見たことがなくても楽しむことができると思われます。

とはいえ、オーメンをある程度把握しておきたいというのであれば、「オーメン666」が第1作目「オーメン」のリメイクということもあり、オーメン:ザ・ファースト視聴前に視聴しておくことをおすすめします。

オーメン666」が「オーメン」のリメイク、「オーメン:ザ・ファースト」が「オーメン」の前日譚というところでオーメンシリーズの盛り上がりを感じますが、オーメン:ザ・ファーストがヒットすれば「オーメン2/ダミアン」や「オーメン/最後の闘争」のリメイクも今後計画されるかもしれません。今後に期待しましょう!