【レビュー】ファンタスティック4:ファースト・ステップ

ファンタスティック4:ファースト・ステップ
引用元:Marvel(公式X)

レビュー

MCU待望のファンタスティック4

本作は「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」「ファンタスティック・フォー」などとは違い、正式にMCU版としてリブートされたファンタスティック4となります。

ファンタスティック4は「X-MEN」同様に、長らく20世紀スタジオが映像化権利を有していました。

それ故にMCUとの合流は絶望的と思われていたファンタスティック4ですが、ようやく待ちに待ったMCU合流で驚いたファン層も多くはないでしょう。

というのも、「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」シリーズはそこそこ話題になり、その続編となる「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」も作られたほどです。

それに対して2015年に公開された「ファンタスティック・フォー」では、原作の設定を大胆に改変、能力を取得する経緯やジョニーの人種が変更された結果、スーと姉弟であるという設定すら無理がある(現実的にあり得るが、視聴者には優しくない設定)という結果に。トドメに映画のテンポ自体が悪く、大不評に終わりました。

このような過去があるファンタスティック4ですが、本作でようやく正統派なファンタスティック4を楽しむことができました。

今後のMCUとの合流

スーパーマン」のように過去作が多くあるが故に、ファンタスティック4の起源は描かれず、すでにヒーローとして浸透したあとの世界線。

当然、ヒーローとして一般大衆に認知されている状態なので、「アベンジャーズ」が活躍していた世界では設定に矛盾が生じるため、物理的に別アースの世界という設定になっています。

しかし、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 」でミスター・ファンタスティックが、「デッドプール&ウルヴァリン」では「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」からヒューマン・トーチが登場するなど、すでに公開されているMCU作品でファンタスティック4のメンバーがちょろっと登場していたりします。

MCUは現在マルチバース・サーガというところもあり、マルチバースを渡って合流するという形になることは間違いないです。

まとめ

個人的に前作の「ファンタスティック・フォー」が大不評だっただけに、本作には一番期待していたのですが、そんな期待に応えてくれるようなデキで安心しました。

今後の他MCU作品との合流がどのようなものになるのかが今から楽しみで仕方ありません!!


作品情報

あらすじ

宇宙ミッション中の事故で特殊能力を得た4人のヒーロー・チームは、
その力と正義感で人々を救い、“ファンタスティック4”と呼ばれている。

世界中で愛され、強い絆で結ばれた彼ら“家族”には、間もなく“新たな命”も加わろうとしていた。

しかし、チームリーダーで天才科学者リードのある行動がきっかけで、惑星を食い尽くす規格外の敵”宇宙神ギャラクタス”の脅威が地球に迫る!

滅亡へのカウントダウンが進む中、一人の人間としての葛藤を抱えながらも、彼らはヒーローとして立ち向かう。

いま、全人類の運命は、この4人に託された——。

引用元:ファンタスティック4:ファースト・ステップ|マーベル公式

トレーラー