【レビュー】F1/エフワン

F1/エフワン
引用元:映画『F1/エフワン』公式(公式X)

レビュー

王道サクセスだけど惹きつけられる作品

本作は「トップガン マーヴェリック」制作チームが作り出した、文字通りF1を題材にした王道サクセスストーリーです。

公式サイトのキャッチコピーにもある通り、「これは地上版『トップガン』」と表されるのが納得させられるような作品でした。

フェラーリ」「グランツーリスモ」あたりが比較的最近公開されたレース系の映画として記憶に新しいのですが、これらは良くも悪くもある種のドキュメンタリーな側面を持っていました。

それに対して本作は、題材がF1なので事故・挫折・勝利と正直なところ起こる出来事は予想できるものの、上記2作品と違ってドキュメンタリー性が無い分、観客が望んでいる展開を上手く表現して惹きつけるような感覚がありました。

手に汗握る没入感

この手の映画にとって切っても切れないのが没入感です。

ここは「トップガン マーヴェリック」制作チームというだけあって、音響からくる振動感やカメラアングルが素晴らしく、これだけを観に映画館に来ているんだ!と思わせるだけの没入感があります。

その没入感からかレース中の緊迫感はすごくて、息を呑むのも忘れて文字通り手に汗握りながらレースの結果を見届けていました。

まとめ

主演がブラッド・ピッドというところもあり、「トップガン マーヴェリック」と類似したパッケージ感はあるものの、固定ファンがついてくる魅力のある作品になっています。

仮に続編が作られるとしたらそのときもF1が題材になるのか不明ですが、今後の展開に期待です!


作品情報

あらすじ

かつて“天才”と呼ばれた伝説のF1®レーサー、
ソニー(ブラッド・ピット)が、再びサーキットに戻ってきた。

誰よりもレースの過酷さを知る男が現役復帰を果たした先は、どん底の最弱チーム。

しかし、常識破りなソニーの振る舞いに、
自信家のルーキードライバー・ジョシュア(ダムソン・イドリス)や
チームメイトたちは困惑し、度々衝突を繰り返す。

バラバラなチーム、そして、最強のライバルたち。
敗北が濃厚となる中、ソニーの“常識破りの作戦”が最弱チームを導いていく――!

果たして彼らは、その無謀とも言える賭けで逆転できるのか?
それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけで夢<スピードの頂点>へ挑む!

引用元:映画『F1®/エフワン』公式サイト

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