【レビュー】名探偵コナン 隻眼の残像

名探偵コナン 隻眼の残像
引用元:劇場版名探偵コナン【公式】(公式X)

レビュー

大和警部が隻眼になった理由が描かれる時系列

本作の舞台は長野県、メインとなって活躍するのが長野県警でその中でも大和警部に焦点が当てられています。

大和警部がアニメで初登場したのがシーズン13エピソード516・517「風林火山」で、初登場時から隻眼が印象的なキャラクターでした。

その大和警部が隻眼になる事件から10ヶ月後という時系列設定のため、結構時系列部分に違和感を感じている人が多いようです。

この点に関してはそもそもコナンの世界線での時系列と原作・アニメの話数などを考えると、既にところどころで無理な設定(現実離れした設定)があったかなと思うので、あまり気にしない程度で鑑賞するのが吉かなと思いました。

そもそものところでコナン史の中では長野県警が登場した回はそこまで多くはないので、鑑賞前に関連作品を一通り復讐するとより一層楽しめること間違いなしです。(多くはないとはいえ、そこそこな数ありますが)

毛利小五郎の実力

メインは長野県系・大和警部ですが、個人的に推したいのは小五郎のおっちゃんの活躍っぷり!

普段ならあまり小五郎のおっちゃんには期待しないことの方が多いのですが、さながらドラゴンボール超のエピソード105で思いがけない活躍をした亀仙人のじっちゃんを思い出すほどでした。

本作の中で、珍しくガチな動きをする小五郎のおっちゃん。ところどころに小五郎のおっちゃんが活躍するであろうお膳立てもさりげない感じで散りばめられていたので、思わず「もしかして?」と心のどこかで小五郎のおっちゃんに期待をしていたことに鑑賞後に気づきました。

普段は飲兵衛で眠らされてばかりで冴えない小五郎のおっちゃんですが、若かりしころの写真がちらっと見れたり、小五郎のおっちゃんが本来優秀な刑事だったんだなと改めて思わせられるシーンがたくさんあって満足度が高かったです!

まとめ

本作は長野県警がメインというところで、そこまでメインストーリーに深く関わってくるような内容ではないのかな?と思い、そこまで期待はしていなかったのですが、小五郎のおっちゃんの実力には驚かされました。

数あるキャラクターの中から、長野県警のようにちょっとマイナーなキャラクターにもスポットライトの当たったように、これから多くのキャラクターにスポットライトが当たると考えると、それらのキャラクターをどう繋げてメインストーリーに絡めていくのかが楽しみです!


作品情報

あらすじ

長野県・八ヶ岳連峰未宝岳。長野県警の大和敢助が雪山で“ある男”を追っていた時、
不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、
大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまい―

10ヶ月後。国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、
雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣が現場へ駆けつけた。
事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、
負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす・・・

その夜、毛利探偵事務所に、小五郎の警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事から電話が入った。
未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったという。
後日会う約束を交わした小五郎にコナンもついて行くが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然響き渡った銃声―

氷雪吹き荒れる山岳で、白き闇の因縁の幕が切って落とされる―

引用元:作品情報┃『名探偵コナン 隻眼の残像』

トレーラー

主題歌

King Gnu「TWILIGHT!!!」