【レビュー】ブラック・ショーマン

ブラック・ショーマン
引用元:映画『ブラック・ショーマン』公式(公式X)

レビュー

東野圭吾原作の新シリーズ

本作は「ガリレオ」や「マスカレード・ホテル」を手がけた東野圭吾の新シリーズとして公開された作品です。

新シリーズというからにはこれから先に複数の映画・ドラマ制作がおそらく決まっているのではないかと想像できます。

本作の公開に伴って、主演の福山雅治も繋がっていることからか「ガリレオ」が地上波では再放送されていたりと公開前から期待値が高められています。

ミステリーとしての質

主人公の1人となる福山雅治演じる神尾武史は元一流マジシャンというバックボーンがあることから、言動がいちいち怪しい…w

気をつけて見ているとしっかりトリックを実行している場面が劇中でも確認可能で、ド派手な演出イメージのあるマジシャンというよりも技術と小手先で魅せていくようなタイプのマジシャンなようです。

気になるのが本作全体を通してのミステリーとしての質。

登場する人物全員が怪しい感じの言動をするので、必然的にその1つ1つを暴いていくことにはなるのですが、改めて振り返ってみると、その思わせぶり必要だった?と思うような出来事もちらほら。

決していろんなもろもろが折り重なってできた1つを多角的な方面から解き明かしていく!というようなものではない感じが個人的には残念に思いました。

まとめ

本作公開にあたって上げに上げられた感の強い期待値ですが、果たしてこれがどのように結果として出るのか気になります。

なかなかにキャラ立ちもしているので、この先のシリーズ展開がどうなっていくのか楽しみです!


作品情報

あらすじ

元中学校教師である神尾英一が何者かに殺された。

2か月後に結婚を控えていた神尾真世(有村架純)だったが、父・英一の突然の訃報を受け、実家のある町に戻る。

その町はコロナウイルスの蔓延以降、観光客も遠のき、活気を失ってしまっていた。そんな折に起こった殺人事件……。

教師として多くの教え子から慕われていた英一はなぜ殺されなければならなかったのか。

真実を知りたいと願う真世の前に現れたのは叔父の神尾武史(福山雅治)。

かつてラスベガスで名を馳せた元マジシャンだ。

卓越したマジック(+手癖の悪さ)とメンタリスト級の巧みな人間観察&誘導尋問を武器にして、武史は、姪・真世と共に、

大切な家族が殺された殺人事件の謎に挑む―― !!

引用元:映画『ブラック・ショーマン』公式サイト

トレーラー