【レビュー】ビートルジュースビートルジュース

ビートルジュースビートルジュース
引用元:ワーナー ブラザース ジャパン(公式X)

レビュー

36年越しの続編

本作、「ビートルジュースビートルジュース」は、1988年に公開された「ビートルジュース」の続編に当たる作品です。

登場キャラクターや起用されているキャストも当時出演していたメンバーが多く、舞台設定も現実世界と同様に前作から36年が経過した現代となっています。

さらに今回新しく登場するキャラクターのアストリッドを演じるジェナ・オルテガは、Netflixで配信されている「ウェンズデー」で主人公のウェンズデー・アダムスを演じているということもあり、この不気味な世界観に違和感なく溶け込んでいて、時折見ることができる笑顔が素敵でかなり推せます!

続編とはいえ、前作がかなり古い作品のため、事前履修が必要かと言われるとそれほどストーリー的に密な繋がりはなく、本作が初めて見ると言う方でも楽しむことができる作品に仕上がっています。

とはいえ、作中には前作に登場した建物やキャラクターが随所に散りばめられており、世界観設定などの解説が若干少なく、ビートルジュースが一体なんなのか?というのを理解しようと思うと、前作を見てからの鑑賞をオススメします。

ティム・バートンが送るホラーコメディ

映画のジャンルとしてはホラーなのですが、ティム・バートンが手がけるホラーのテイストとして怖いというより小気味悪いという感じで、その中にコメディな要素も多く含まれているため、ホラーが苦手な方でも問題なく鑑賞することができます。

ティム・バートンが手がける作品といえば「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「チャーリーとチョコレート工場」「シザーハンズ」など、気味が悪く見えるけれど、どこか憎めない魅力的なキャラクターが多く登場するのが特徴です。

劇中には死んだ人々が死んだ時の姿?で登場するので、若干グロく感じるキャラクターはいるかもしれませんが、USJのハロウィンゾンビ程度と思って覚悟しておけば問題ない程度かなと思います。

特に本作ではボブというキャラクターがマスコット的なポジションで登場するのがまた愛らしく、多くのファンを惹きつけることは間違いないでしょう。

まとめ

36年越しの続編ということもあり、タイトルとしては少々マイナーなイメージを受けてしまう本作ですが、前作の「ビートルジュース」はアカデミー賞のメイクアップ賞を受賞するほど当時は話題になった作品のようです。

ティム・バートンの作る独特な世界が好きな人にはたまらない作品になっているので、ぜひ前作も合わせて本作を劇場で楽しんでもらえればと思います!


作品情報

あらすじ

ビートルジュースは、名前を3回呼ぶと死後の世界から現れる、お調子者の【人間怖がらせ屋】。彼の野望は、死後の世界から、楽しい人間界へ移住すること。そのためには、人間リディアと結婚しなくてはならない。ある日、この無謀すぎる婚活計画にチャンス到来—

リディアの娘アストリッドが死後の世界にさらわれたのだ! 結婚するから娘を助けてと頼まれたビートルジュース。アストリッドを救出してリディアと結婚できるのか!? そこへ彼の元妻ドロレスも登場し、人間界も巻き込んで、メッチャメチャの大騒動に…! ハロウィンの夜に訪れる結末とはー?

引用元:大ヒット上映中! 映画『ビートルジュース ビートルジュース』公式サイト

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