引用元:映画『バレリーナ:The World of John Wick』(公式X)
レビュー
新たな復讐の女神
本作は「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフとして作成された作品です。
時系列でいうと「ジョン・ウィック:パラベラム」と「ジョン・ウィック:コンセクエンス」の間の出来事とされていて、「ジョン・ウィック」シリーズを未視聴の方でも楽しむことのできる内容になっています。
主人公のイヴは過去の「ジョン・ウィック」シリーズでは触れられていなかったはずで、バレリーナ?ジョン・ウィックの女性版?と最初は戸惑いがありながら鑑賞しに行きました。
個人的には、「ジョン・ウィック:コンセクエンス」でシリーズの幕を下ろしたものの、もう少し「ジョン・ウィック」という名前を使って展開していこうという魂胆が見えてしまって、作品として「ジョン・ウィック」シリーズである必要があったのか?と蛇足感を感じました。
とはいえまだ本作のシリーズは始まったばかりで、多くの謎も残されたままの状態のため、今後の展開次第では「ジョン・ウィック」とのクロスオーバーも増えていくことがあり得るかもしれません。
さすがのアクション
「ジョン・ウィック」シリーズの名を冠するだけあって、本シリーズとしては最初の作品であるにも関わらず、アクションは「ジョン・ウィック」シリーズにも引けを取らない出来栄えでした!
次から次へと現れる刺客をどうにか捌き切りながら進むイヴの姿は、もはや無双系のゲームでも見ているようで、清々しさすら覚えます。
特にトレーラーにも登場している火炎放射器なんて、絶対誰かしらは軽度のやけど負ってるだろう!とか、火炎放射器に消火ホースで立ち向かうなんて小学生が考えそうな構図を誰が実現しようと考えたんだ!などなど、見ていて一周回って斬新で、熱気が観客席まで届いてくるような感覚を覚えました。
まとめ
最初「バレリーナ」っていうタイトルから「ジョン・ウィック」シリーズとは思わずスルーしかけていたのですが、「ジョン・ウィック」シリーズの破茶滅茶な感じとアクションの血は色濃く受け継いでいるので、今後の展開がどうなっていくのか必見です!
作品情報
あらすじ
孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織:ルスカ・ロマ。
裏社会に轟く伝説の殺し屋:ジョン・ウィックを生み出した組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、
幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。組織に背き、1000年の長きにわたって続く暗殺教団の存在にたどり着くイヴ。
しかし、彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる…
引用元:STORY | 映画『バレリーナ:The World of John Wick』
果たしてジョン・ウィックは敵か味方か?最強の殺し屋と対峙したイヴの選択とは?