引用元:ユニバーサル・ピクチャーズ公式(公式X)
レビュー
「一流スパイは世界をダマす。」に負けないストーリー設定
あらすじにもありますが、本作のストーリーは大人気スパイ小説を書いている主人公エリー・コンウェイが実在するスパイ組織の活動をなぞっていたがために、そのスパイ組織から命を狙われるという導入から始まります。
このあらすじだけであれば、一見ありがちな設定のようにも見えますが、なぜスパイでもない主人公のエリー・コンウェイの書く小説が実在するスパイ組織の活動と一致してしまうのか?というところが物語が進むにつれて明らかになっていくのですが、それがわかりやすいようですごく難解で複雑。
本当に見ていてダマされた!というような気持ちで最後まで楽しませてくれる作品です。
ハラハラ・豪快・痛快で尚且つ美麗なアクション
PVにも何箇所かアクションシーンが映っています。
しっかりアクションするシーンはキレッキレで、本当にこれ怪我してない?大丈夫?今絶対頭から落ちたよね?みたいな痛快なアクションが楽しめます。
それ以外にも踊りながらアクションするようなシーンもあるのですが、これがまたミュージカルでも見させられているのか?と思うほどに美麗。この言葉が一番しっくりきます。
豪華なキャスト陣
ブライス・ダラス・ハワード
主人公のエリー・コンウェイを演じるのは、ジュラシックワールドシリーズでジュラシックワールドの運営責任者のクレアを演じていたブライス・ダラス・ハワード。
実在するスパイ組織に襲われる役柄という関係上、アクションを行うシーンもあるのですが、かなり練習したんだろうなと容易に想像できるほどに良い演技を見せてくれます。
サミュエル・L・ジャクソン
アルフレッド・ソロモン役を演じるのはサミュエル・L・ジャクソン。
他の作品では言わずもがな、MCUシリーズでニック・フューリー役や、スターウォーズシリーズでメイス・ウィンドゥ役。さらに本作の監督マシュー・ヴォーンが手がけるキングスマンでもリッチモンド・ヴァレンタイン役を演じています。
そして本作のサミュエル・L・ジャクソンがまぁ可愛いのなんの。ひたすらにサミュエル・L・ジャクソンが喜びはしゃいでるシーンがあるのですが、本当に無邪気にはしゃいでるので、めちゃくちゃに可愛く見えます。推せます。
ヘンリー・カヴィルとジョン・シナ
ヘンリー・カヴィルはエージェント・アーガイル役を、ジョン・シナはその相棒のワイアット役を演じます。
ガタイの良い二人は本作の劇中でもパワフルなアクションを見せてくれます。
この二人の共通点としてはMCUと対をなすDCEUシリーズで、ヘンリー・カヴィルはスーパーマン役、ジョン・シナはピースメイカー役を演じていました。アメコミ好きとしてはサミュエル・L・ジャクソンも含めて見逃せない配役ですね。
なんといっても猫
PVやプロモーションにこれでもかと推されているのがアルフィーという名前の猫の役を演じたチップ。
このチップはマシュー・ヴォーン監督の娘が飼っていた猫で、監督自らキャスティングしたとのこと。
マシュー・ヴォーン監督は元々犬派で撮影が始まった当初はチップのことを「クソ猫」呼ばわりする程度に嫌いだったそうですが、撮影が終わることには「チップを愛している」と言えるほどに猫好きになったとか。
劇中で危険なシーンはCGになっていますが、猫がいることによって、ストーリーの展開に不確定要素というかメリハリのようなものが生まれ、より新鮮な表現を楽しむことができます。
まとめ
最初キングスマンもなにも知らない状態で初めてPVを見た時に面白そうだと思ったことがきっかけで見ることになった本作。
鑑賞者を気持ちよくダマしてくれる設定・痛快で美麗なアクション・豪華な俳優陣に可愛い猫と、見終わった後の満足感はすごく高かったです。
そして本作は3部作として今後制作が決まっているようで、次回作もとても楽しみです。
また、同じマシュー・ヴォーン監督が手がけたキングスマンも見てみたいと思わせてくれる素敵な作品でした。
作品情報
あらすじ
凄腕エージェントのアーガイルが、謎のスパイ組織の正体に迫る大人気小説「アーガイル」。
ハードなシリーズの作者エリー・コンウェイの素顔は、自宅で愛猫のアルフィーと過ごすのが至福の時という平和主義。
だが、新作の物語が実在するスパイ組織の活動とまさかの一致でエリーの人生は大混乱に! 小説の続きをめぐって追われる身となった彼女の前に現れたのは、猫アレルギーのスパイ、エイダン。
果たして、出会うはずのなかった二人と一匹の危険なミッションの行方は──?!
引用元:映画『ARGYLLE/アーガイル』公式サイト
トレーラー
視聴方法
AmazonPrimeVideoでの配信が開始されました。